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ピアノの種類と正式名称~グランドピアノ、アップライトピアノと電子ピアノそれぞれの特徴・サイズ~

水色の壁の部屋に置かれているグランドピアノ

楽器といえば「ピアノ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかしひとくちにピアノといってもいろんな種類があります。大まかにはグランドピアノ、アップライトピアノが含まれるアコースティックピアノと、電子ピアノに分かれます。

ピアノが現在の形になったのは19世紀前後で、グランドピアノ、アップライトピアノの順に発明されたそうです。

本編では「知っているようで知らない」アコースティックピアノの特徴と種類、電子ピアノの特徴についてまとめ、日本の住宅事情で楽しめるピアノの種類を見ていきます。

アコースティックピアノ

アコースティックピアノとは、押された鍵盤が内部のハンマーを動かし弦をたたくことで、音が出るピアノのことです。アコースティックピアノにはグランドピアノと、縦型のアップライトピアノ、コンソールピアノ、スピネットピアノが含まれます。

■グランドピアノ

グランドピアノは冒頭の写真に写っているような、水平方向に響板が広がる、演奏会などでよく見かけるタイプのピアノです。

地面と水平に、弦と弦を張るためのピアノフレームを配置します。弦は奏者の正面に張られるため、必然的にグランドピアノは大型の楽器となります。

グランドピアノの奥行き長さは、楽器によって1.7〜3mとひらきがあります。大きくなるほど弦が長くなり、振動も良くなるため響きも良くなります。グランドピアノの音は天井が高く広い部屋に設置することで充分に共鳴が得られます。美しい響きのためには、グランドピアノは大きな部屋に設置するのが理想といえるでしょう。

大型グランドピアノは音楽ホールなどでの演奏会に、小型のグランドピアノは学校や小規模なホールや音楽教室また大広間のある個人宅などで使用されます。

またグランドピアノの価格は基本的には大きくなるほど高価になります。メーカーにもよりますが、例えば価格コムで確認した河合楽器のグランドピアノでは以下のようになっていました(2018年1月16日確認、クリスタルグランドピアノを除く)

奥行き(mm) 価格(1万円以下四捨五入)
2,290 330万円
2,270 659万円
1,970 400万円
1,780 270万円
1,660 160万円

■アップライトピアノ

アップライトピアノと椅子

アップライトピアノは日本で多く普及している縦型のピアノです。

高さ120~130cmで小学校低学年の児童の身長程度です。フレームや弦、響板を、床と垂直に配置しています。そのためアップライトピアノはグランドピアノよりも設置場所にしめる面積が少なくなります。省スペースであることから、家庭や狭い教室などで使用されます。

縦型の構造のため、弦をたたくハンマーをネジの力でもとの位置に戻します。グランドピアノに比べ音質や連打性の面で劣ると言えるでしょう。

■コンソールピアノ


コンソールピアノは、アップライトピアノと同じく縦型のピアノです。高さは110cm前後と未就学児の身長くらい、非常にコンパクトです。インテリアを重視したデザイン性のあるものが多いのが特徴です。

■スピネットピアノ

スピネットピアノ

参照:合資会社流通ピアノセンター

スピネットピアノも同じく縦型のピアノです。コンソールピアノよりも更に小型のものもあります。現代ではあまり生産されておらず、アンティーク楽器の一つとしてオークションなどで取引されることが多くなっています。

電子ピアノ

電子ピアノは鍵盤を押すことによって電子音源のスイッチを入れ、スピーカーから音を出します。

電子ピアノは長い間、アコースティックピアノのようなタッチ(打感)や、ペダルによる微妙な発音や響き方の違いを表現するための研究と開発が進められてきました。最近ではピアノのような繊細な表現も演奏できるようになっています。

アコースティックピアノと異なり、軽量で省スペースなので、あまりスペースに余裕のない自宅にも設置が可能です。電子ピアノはヘッドフォン利用で隣家への音の伝わりを心配する必要がないだけでなく、ピアノのランニングコストとなる調律の必要もありません。

電子ピアノは価格帯も広いため、数万円で手に入れることもできます。例えば電子楽器メーカーのコルグの製品ならば3万円台から、YAMAHAの電子ピアノでも税込み10万円以下で販売されています。

電子ピアノはアコースティックピアノより物理的にも経済的にも手軽に手を出せるといえるでしょう。ただし、鍵盤の打感などアコースティックピアノとは完全に同じとは言えない部分があるので、購入の際はその点を考慮し決定する必要があります。

まとめ

美術品としての価値も備えたアコースティックピアノと、技術の進歩でますますアコースティックピアノに近づく電子ピアノ、それぞれの特徴を簡単に見てきました。一般的な日本の家で演奏するにはアップライトピアノ、コンソールピアノ、電子ピアノが向いていることがわかります。

どのタイプであってもピアノは一度購入すると大きなスペースを占めるため、購入までの心理的ハードルも高くなりますが、習い事として始める際には自分の楽器が欲しいもの。

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幼少から音楽のある環境で育ち、気がつけば音楽が大好きに。クラシック、ジャズ、ロックはもちろん地球上にある音楽が大好きです。明るく前向きに、をモットーに元気になれるストーリーをお届けします。